令和7年度の公立高校の入試から推薦入試が大きく変わります。
これまで推薦入試を受験するためには、各中学校の校長の推薦状が必要でした。
中学校ー高校間で相思相愛になる人選が行われ、選ばれれば、余程のことがない限り合格していました。
新しい推薦入試(総合選抜入試)
新たな推薦入試制度では、各高校が提示した条件(内申点や部活動での成績)をクリアできていれば、中学校の校長の推薦状なしで出願できるようになります。
その結果、条件をクリアしていれば、受験の機会が推薦入試と一般入試の2回になります。
これまで部活動での活躍が判断基準の上位にあったが、学業での推薦条件が各高校で明確に規定されたため、出願し易くなる。
そのため新たな推薦入試制度では、部活動だけでなく、学業での出願者がプラスされるため、1倍以上の倍率が発生することが予想されます。
普通科高校の推薦入試受験者の増加
出雲エリアの普通科3校の学業推薦の出願条件は、評定平均が9教科で4.0以上となっている。
これまで推薦入試枠がほとんどなかった出雲高校で最大112人(普通科96人、理数科16人)が推薦で決まる。
2回の受験チャンスが得るためにも、算定に組み込まれる中学2年生から主要5教科にプラスして、保健体育・音楽・美術・技術家庭科の4教科も重要になってきます。
また、人気の大社高校、平田高校の普通科も部活動でなく、学業でエントリーできるので、これを目指して学習する生徒も増えると思われる。
一般入試の平均点低下
新たな推薦入試では、学業推薦によって成績上位者が一足早く合格を手にして一般入試を受けなくなるため、平均点が下がると考えられる。
出雲エリアで考えると、令和6年度の一般入試で受験した生徒数は、出雲エリアで895人。
学業条件のみの出雲高校が112人。
部活動等がある大社高校、平田高校が、推薦枠の半数を学業枠とした場合、大社高校が25人、平田高校が32人。
合計すると169人で全体の19%に匹敵します。
出雲地域の上位20%の得点圏となる180点以上の生徒が、一般入試をほとんど受験しなければ、平均点が低下することは想像に難くない。
※データは、500点満点換算
中学1年生と中学2年生は確認してみよう!
中学1年生は、初めての通知表。
通知表の上から下まで9教科の合計点数を出してみよう!
そして、行きたい学校の条件をクリアできているかいなかをチェックしよう。
★普通科の学業条件 :評定平均4以上は、合計36点以上。
★出雲商業の学業条件:評定平均3.4以上は、合計31点以上。
★部活成績+学業条件:評定平均3以上は、合計27点以上。
足りない人は、これから挽回していこう!