来春から島根県公立高校の推薦入試制度が変更になりますが、一般入試に関しては、従来通り実施されます。
合否判定もこれまで通りで、内申点と入試点数および諸々の点数を係数処理して算出される”総点”が最終的な合否で重要になってきます。
(総点)=(内申ポイント)+(学力ポイント)+(面談・実技ポイント)
学期末・学年末に配布される通知表の9教科を合計した点数を1年、2年、3年1学期、2学期の計4回分の合計点が内申点になります。
これを係数処理して得られる”総点”は、計算過程で切上げ、切捨てなどの端数処理により、不規則な増減をします。
中学3年生の夏に行う面談の際には、3年1学期の点数を2倍して仮の2学期の点数として合計点を算出し、2学期の目標について話しています。
<計算例>
・条件:大社高校・普通科
・内申点:合計130点(期平均32.5点/45点)
・特別活動:6点(オール△)
上記の表は、縦方向に2学期の成績の増減、横方向に特別活動の加点に対して、内申ポイントを算出した結果を示している。
3年生1学期の通知表の評定を2倍して加算した数が、130点だったとする。
2学期も同じ評点ならば、内申ポイントは、35点となる。
2学期にがんばって1教科の評定が1上がったとすると、内申ポイントは、+1で36点となる。
評定が下がった場合はというとー5まで、内申ポイントは変わらない。
内申ポイントは、特別活動の記録で最大+3点が直接加算されるので、9月の文化祭や体育祭などの学校行事、生徒会活動、学級活動に積極的に参加しようと、夏前の面談で話しています。
中学3年生の1学期の通知表の結果をもとに、2学期のがんばりどころを数値で紹介していることの一つです。
上記の表を131点で計算し直すと、また違った景色が現れます。
高校を変えて内申:試験の比率が変わると上記表とは異なる変化を示します。
このシミュレーションをさらに進めて、面談時には、内申点から志望校のボーダーライン・目標点数を紹介しています。